表面は熱々でカリカリ、中はジュワッとジューシーで濃厚な旨みがたまらない炭火焼。
BBQなどで、いつものスーパーのお肉を炭火で焼くと美味しく感じたことはありませんか?「仲間や家族や恋人と、いつもと違う環境で楽しんでいるから」といった感覚的な話はもちろんのこと、炭火ならではのきちんとした理由があります。
炭火は300℃以上の高温で燃え、ガスの火の約4倍もの量の赤外線を放射します。このうちの多くが遠赤外線で波長が長く、目で見ることはできないのですが、物体に当たるとそこで熱を発生させます。遠赤外線が表面のタンパク質を高温で焼き固めるので、肉汁は中に閉じ込められ、外側はパリッと焼き目がついて香ばしく、中はふんわりと焼き上がります。
また、落ちた焼き汁で立ち上った煙でいぶすような風味も加わり、炭火焼独特の風味が生まれます。